Home > 備忘録 > 測定器製作 - FG085 miniDDS

測定器製作 - FG085 miniDDS

共立エレショップにて購入したJYE Techのファンクションジェネレーターを製作しました。

ファンクションジェネレーターICの「FG085」を使っているキットで、価格も購入当初は5000円と手頃だったためDDSを持っていなかった私には超どストライクな品物です。

サイン波なら200kHzまで出力できるそうですしオーディオ(主にエフェクターやアンプ)測定用途としての機能は備わっているかと思います。


製作方法や使用方法は付属の説明書(英文)に載っていますので詳細は割愛させて戴きます。

DSC_0367.jpg


キットなので特に難しいところも無く、製作過程の写真をだらだら記録しているだけですのであしからず(´・∀・`)


いつもは先駆者さん方の製作記事をネットで探しては問題点を予め把握しておいて自分の製作に臨むのですが、今回は全く下調べもせずの行き当たりばったり製作なのですべてオリジナルパーツを使っています。追加購入は一切なし。



こんな状態でキットが届きます。これと専用のACアダプターが付属します。

DSC_0330.jpg


気になる中身はこんな感じ。
このキットの前後パネルは、秋月電子でキット販売されている同社のオシロスコープキット「062 LCD Oscilloscope」と同じようにプリント基板と同じ材質のFR-4かと思っていましたが、なんと印刷・塗装が施されたアクリル板でした。塗装は裏側にされているため表側のみ保護シートが貼られています。

DSC_0331.jpg


メイン基板はこの1枚のみ。こちらは操作面側になります。

DSC_0335.jpg


裏側。
予めAVRやICなどの表面実装部品は取り付けられた状態ですのではんだ付けをするパーツ類も少なく、製作は非常に簡単です。

DSC_0336.jpg


表面実装部品のアップ写真。FG085を制御するAVRやオペアンプのTL084などが目立ちます。

DSC_0338.jpg


付属していた電解コンデンサ。470uと100uでしたがメーカー(ブランド名?)がそれぞれUNITEDとJweoって書かれてました。
...聞いた事無いぞどこやねん(´・ω・`)

105℃品らしいですがなんとなく中国や韓国産っぽい気がする製品ですし、通常使用で爆発したりしないか割と心配です(笑

DSC_0341.jpg


DCジャック・USBジャック共にコンデンサ取り付け完了

DSC_0347.jpg


LCD用のピンヘッダを最初に取り付けます。最初にLCDとピンヘッダを接続しても順番的には問題ありませんが、必ず足の長い方をプリント基板側にします。

写真はマニュアルを真似てみました(*´Д`*)

DSC_0348.jpg


LCDを載せるとこんな感じになるのでちまちまはんだ付け。

DSC_0349.jpg


続いてスイッチの取り付け。スイッチは取り付け向きがあって、必ず向きをこのように左側面に2本の爪を向けてはんだ付けするとの事。

1個に付きはんだ付け端子が6箇所のスイッチが21個で計126箇所のはんだ付けを行います。地味でかなりつらくて一番時間がかかる場所なので慎重且つ確実に。

1箇所はんだ付けを行い、裏返してスイッチに傾きがあったらこてを当てつつ傾きを調整してから残りの5箇所をはんだ付けするのが綺麗に実装できるポイントです。

DSC_0350.jpg


一部こんな感じではんだ付け箇所がコンデンサと密接している部分があるので、コンデンサに触れないように要注意です。(パワースイッチの場所かなここは。)

DSC_0351.jpg


スイッチ実装終わり。なんだかんだで30分以上スイッチだけでかかりました(´д`*)

DSC_0352.jpg

DSC_0353.jpg


スイッチは予備で1個余分に入っているようです。特殊な形状ですし万が一不良スイッチがあっても大丈夫な時用?(・∀・)

DSC_0355.jpg



スイッチ取り付け後の全体像。ここまで来たらもう佳境です。

DSC_0354.jpg


BNCジャックを取り付けます。

08501と08502というバージョンと、今回製作している08503というバージョンではBNCジャックの形状が異なっていて、旧バージョンでは基板に直接BNCジャックを実装しています。

08503では前面のアクリルパネルに取り付けるようで、一旦バラす必要があります。

DSC_0356.jpg


保護フィルムをぺれぺれ...っと剥がして...OUTPUTにBNCジャックを取り付ける訳ですが...

DSC_0357.jpg


入りません。パネルが割れるんじゃないかって言うくらい力を込めてみますが入りません。明らかに穴開けのサイズミスでしょう。
なので丸やすりでごりごり穴を広げます。

これ工具を最低限しか持って無い人にはどうするつもりなんでしょうねぇ(*´゚Д゚)

DSC_0358.jpg


マニュアルではラグ付うち歯ワッシャーのラグ部分を切り取って錫めっき線等でジャンパーするそうなのですが、もったいない(?)のでそのまま私は折り曲げて使ってみる事に。

当然GNDのランドに届かず(´・ω・`)

DSC_0363.jpg

DSC_0364.jpg


無理矢理ジャンパー線をランドに通してはんだ付けします。明らかに本末転倒です(笑

DSC_0365.jpg



パネルを閉じてロータリーエンコーダーにキャップをしてかんせい!

DSC_0367.jpg


電源をONにしてしばらくするとこんな画面になりOUTPUTに信号が出力されます。サーボモードもあるのですが、それを除けば操作は大変直感的なので10分もあればだいたいの操作はできるようになるでしょう。

DSC_0370.jpg


手持ちのオシロスコープに接続したところ、お互いの輝度が違いどちらかしか読み取れない写真に(爆

DSC_0368.jpg


オシロスコープでは上記の設定ではこんな波形として出力されます。Vp-p: 5V、Offset: 2.5V、1kHz sinでの波形ですので大変忠実ですね。

2013-04-02 23.49.56.jpg


周波数カウンタもぴったり1,000Hzと表示しています。

2013-04-02 23.50.24.jpg



考察

製作での不満というか、プリント基板ではんだの乗りが悪いと感じた製品はこれが初めてと思うくらいはんだの乗りが悪かったです。

プリント基板の銅箔の厚さやランドの処理にも影響しているのでしょうけれど、LCDピンヘッダの実装途中で30Wのはんだこてではなかなかはんだが乗らずにピンヘッダのプラスチック部分が溶け始めてしまい、端子ごとにピンヘッダの高さがそれぞれ異なっているという事態に陥ってしまいました(汗

また、アクリル板にBNCジャックを固定してそのままはんだ付けしてしまっているため、パネルを外してパーツの交換などが容易に出来なくなっています。LCDもそうなんですけどコネクタ化してどうにかメンテナンス性を高めて欲しいものです。(私だけかな?)


PCソフトウェアとして動作するWaveGENEやWaveSpectraの方が高性能かもしれませんが、用途が限定されてしまうでしょうけれど1つのハードウェアとして手元にあると大変安心です。


動画にて使用レビューをアップされてる方がいました。


これはなかなか遊び倒せそうです。

オルカは たのしい おもちゃを てにいれた! (´゚ω゚):;*.':;


おまけ:

1kHz三角波

DSC_0445.jpg


1kHzのこぎり波(DOWN)

DSC_0446.jpg


1kHz階段波(UP)

DSC_0448.jpg


波形が不規則なのはたぶんオシロスコープの分解能が低いか、LCDの解像度に影響しているためだと思われます。上記の動画での波形を見て戴ければどれだけ綺麗な波形が出力されているかが分かるかと思います。


FG085 Assembly & Quick Use Guide - 秋月電子
FG085 Control Manual - 秋月電子
FG085 Schematic - 秋月電子

トラックバック:0

TrackBack URL for this entry
http://mermaid-works.jp/mt/mt-tb.cgi/49
Listed below are links to weblogs that reference
測定器製作 - FG085 miniDDS from Mermaid Works

コメント:0

Comment Form

Index of all entries

Home > 備忘録 > 測定器製作 - FG085 miniDDS

Categories
Monthly Archives
Web Pages
Links
RSS Feed
Search "エフェクター" @twitter
Value Checker
Guitar Chord Book

Return to page top